こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。薬物の規制はもぐら叩きのようなものです。薬物が流行すると規制され、また新たな薬物が流行し規制される。これはまさに終わらない悪循環です。今日は大麻の代用品として注目を集めたHHCについてです。
HHCは大麻の代わり?
現在は違法化されていますが、違法化される前は「大麻の代わり」としてHHC人気に火がついていたようです。HHCとは厳密にはヘキサハイドロカナビノール(Hexahydrocannabinol)の略称です。このHHCは大麻からはほとんど採取できないらしく、人工的に手を加えて造られることがほとんどなんだそうです。このHHCは精神活性作用をもつTHCという成分から派生したものですから、その成分がTHCと同じような精神作用をもたらすことは容易に想像できます。
実際の使用者の話ではHHCは大麻と同様にばっちりキマるそうです。
体が重くなる、陶酔感に似たぼんやりとした感覚、止まらない笑いなど、大麻使用者が語る効果とほとんど同じ効果を体験したとのことでした。以下に大麻の効果を詳しく説明した記事を載せておきますので、是非ご覧ください。
HHCの危険性
以下はとある弁護士事務所のHHCについての記事を引用したものです。
HHCとは「ヘキサヒドロカンナビノール」の略称で、大麻由来の成分を合成して作成される薬物です。いわゆる合法大麻として扱われており最近までHHCを所持しているだけでは刑事罰の対象にはなりませんでした。しかし2022年3月17日より、いわゆる危険ドラッグとして規制薬物の対象となりました。
現在、HHCを所持・使用・販売等をした場合、薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に違反したとして刑事罰の対象になります。量刑は所持、使用、購入、譲り受けをした場合に3年以下の懲役または300万円以下の罰金またはこれらが併科されます。
HHCはすでに規制されています。2022年の3月というと僕はちょうどナルコノンでリハビリをしていた時期です。当時「合法大麻」のような位置づけでHHCが注目されていましたのを覚えています。
HHCのもうひとつの危険性
こちらはHHCが規制される寸前に書かれたある記事の引用です。
大麻成分の一部を加工した危険ドラッグ「HHC」の販売や所持が、17日から規制される。若者らの間で「高揚感が得られる」と急速に広がったが、厚生労働省が7日、「人の身体に保健衛生上の危害が生じる恐れがある」として、新たな指定薬物に加えた。現在は「駆け込み購入」が起こる事態を招いているが、厚労省の担当者は、使用を控え、再利用できない形での廃棄を呼び掛けている。
合法○○というのは一部の人にとって非常に魅力的に聞こえることでしょう。リスクなく合法的にハイになりたい人と、本格的な規制前になんとか在庫を売りさばきたい業者は間違いなく相性が良かったでしょう。またHHCが日本でブレイクしていた時、業者によって含有されているHHC成分の質がバラバラだったり、ネットで購入したものの代金だけ取られて商品が届かなったという例も確認されているようです。こうした合法○○を扱った商売は、法律的もグレーゾーンな商売であるがゆえにトラブルも多いです。怪しいものには手を出さないことですね。
薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。あなたの勇気ある一声が、1本の電話が、1つの命を救います。新しい人生を手にするチャンスはここにあります。今すぐにナルコノンにお電話ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。
参照ページ:大麻リキッドの逮捕は弁護士に相談|HHC、CBDオイルの違法性も解説|刑事事件弁護士アトム (atombengo.com)
:若者に広がる危険ドラッグ「HHC」 本格規制直前の駆け込み使用に警鐘「決して使わないで」:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp)
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