こんにちは、代表の神野です。
覚せい剤を使ったことのない人は、なぜ覚せい剤を使う人がいるのか、とても疑問に思います。覚せい剤というと、反社会的勢力のイメージや、芸能人の使用がメディアで取り上げられますが、実際に最も使用しているのは、ごく普通の人たちだったりするからです。それは一体なぜなのでしょうか?
覚せい剤使用のきっかけ
覚せい剤の使用のきっかけは、自分から進んで購入して始めるケースより、誰かの紹介で使用されるケースが多くあります。
たまたま知り合った人、使用している友人、グループ内での使用、女性は交際相手からすすめられて、というケースもあります。
- 気持ちがすっきりするよ
- 元気が出るよ
- やせられるよ
- みんなやってるよ
- 勉強に集中できるよ
誘い文句は様々ありますが、非常に軽い気持ちで手にしてしまいます。
使用してしまう多くの人が、「覚せい剤を絶対、使ってやるんだ!」などと決意を固めて始めるわけではないのです。そんな決意よりも、甘い誘惑に乗って始めてしまうケースが多いのです。きっかけは意外と小さな理由だったりします。
覚せい剤を続ける理由
しかし、続ける理由は徐々に大きくなっていきます。
覚せい剤を積極的にやめようとしない、またはやめることができない…使用を続けてしまう理由はいくつかあります。その多くは快楽を求めることはもちろんですが
- 仕事に集中できるから
- 太りたくないから
- 恋人と別れたくないから
- グループ内で嫌われたくないから
そんな理由だったりもするのです。
しかし使用を重ねるにつれて依存性は増していき、いつしか、覚せい剤を使うことそのものが目的となってしまいます。
こうなってからの対応はとても困難を極めます。
覚せい剤の使用が疑われても、仕事をまじめにやっているから、学校にきちんと行っているから、大丈夫だろうと本人や周りの人は思ってしまうのかもしれません。
しかし、そんなことはないのです。
覚せい剤を使い続ける理由は、小さなきっかけだったはずが、社会的な活動を維持することへと徐々に大きくなります。そして、覚せい剤の使用そのものが目的となります。
最後には、覚せい剤のせいで起こり始めた幻覚や幻聴などから逃れるためにと更に覚せい剤を使い、悪循環が止まらなくなります。
最後は、まるで”生きるため”に使っているような状態になってしまいます。
その頃には、それがまやかしであり、死へ向かっていることなど気づけない状態にまで陥ってしまうからです。
覚せい剤をコントロールすることは、非常に難しいのです。
しかし、薬物依存のリハビリは早ければ早いほど、それはコントロールしやすくなります。
迷っている時間はありません。
覚せい剤の使用でお困りの方、どうしたらよいかわからない方、まずはナルコノンにご相談ください。
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