パブロンやブロンほどではないようですが、コンタックもオーバードーズ(過剰摂取)される医薬品として名前が挙げられており、その乱用が問題になっています。コンタックは冬から春にテレビCMもたくさん流れる医薬品で、名前も聞いたことがある方も多いと思います。
オーバードーズ(過剰摂取)の対象となる成分
全てのコンタックがオーバードーズに使われるわけではありません。その中で頻繁に使われるのは、コンタックせき止めWです。
これにはデキストロメトルファンという成分が含まれており、オーバードーズをする人々が”期待する効果”は、この成分の影響によるものです。(文字で書く時には、DXMと略されます。)
処方箋医薬品としては、風邪症状などに対し、メジコンという名前で処方されています。中枢神経抑制作用による咳止め効果のある成分ですが、これはダウナー系というよりは、幻覚系麻薬(サイケデリックドラッグ)に近いかもしれません。
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そもそも、オーバードーズは絶対にしてはいけないものです。それは、命に関わります。その中でもデキストロメトルファン(DXM)のオーバードーズは、格別に危険なものと言えます。
デキストロメトルファンの効果とその反動
この成分のオーバードーズは幻覚を引き起こします。
異世界にいるような幻覚、音楽が動画として見える様な感覚、宇宙まで飛んでいくような錯覚、身体と心が離れてしまうよう感覚が現れることがあるそうです。
いわゆる、共感覚とも言えます。
共感覚とは、ある1つの刺激に対して、通常の感覚だけでなく 異なる種類の感覚も自動的に生じる知覚現象のことを言います。
例えば、音楽を聴覚で感じ取っても、視覚も同時に刺激されて、映像が見える様なものです。
ここから先は何をするかは誰にもわからなくなってしまいます。
なにせ、身体はそこにあっても、本人の感覚は別の世界にいると勘違いしているのです。行動性が予測できない例として、突然ベランダから飛び降りること、道路に飛び出すこと、また、糞尿をまき散らす可能性も否定できません。
また、薬のもたらす副反応と、効果が切れた時の症状にもひどいものがあります。
平衡感覚の異常、排泄器官の異常、精神薬の副反応にも似た、セロトニン症候群のようなものも引き起こされます。
セロトニン症候群とは精神薬の副反応のひとつで、不安、発熱、震えや体がぴくぴく動くなど、様々な精神的、身体的な異常です。
(参照URL:PMDAホームページより)
かなりの確率で、生命に関わる事態と考えてよいでしょう。
アルコールを飲みすぎたら二日酔いになりますよね。その数倍強烈なものが、この成分のオーバードーズから引き起こされる可能性があります。長い時間を掛けて問題を起こすのではなく、あっという間に問題が起きる可能性のあるタイプの成分と言えるでしょう。
とはいえ、市販薬のオーバードーズはどれも行うべきではありません。
ここで確かに1つだけ言えることは、もしオーバードーズをしてしまったとしても、ナルコノンには解決策があるということです。
ここには、安全に薬物を止め、その影響から解放されるためのプログラムがあります。
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