スタッフのアユです。市販薬ODを繰り返す人にとっては、合法にしかも手軽に薬物を手に入れられることは「お得」なのかもしれません。彼らは市販薬にもアッパー系やダウナー系を見出します。この考え方、違法薬物に対するものとどこが違うのでしょうか？

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ダウナー系でキメたい？OD用市販薬を探す

薬物に限らず、不本意な目的に使用されたり、危険にさらされればさらされる分だけ、それは重く厳しい規制や罰が設定されるというのが世の常です。市販薬は、その目的や用法や容量などのルールを守って使うからこそ合法です。

市販薬ODを繰り返す人々の中には、市販薬の中でもそれがアッパー系か、ダウナー系という感覚を持つ人々がいます。

そもそもアッパー系とは、UP（アップ）するという意味から来ています。摂取すると気持ちがハイになる、冴えた状態のまま長く起きていられる、狂ったように踊っても疲れない、やたら汗をかく、などはこの部類の反応に入ります。

ダウナー系は、DOWN（ダウン）ですから、摂取すると身体の動きがゆっくりになったり、気持ちが落ち着くように感じられます。
お酒で言うと、ろれつが回らない、千鳥足になる、などの状態です。

以前のブログ（お酒を飲んで寝るのは気絶なのでしょうか）でも書きましたが、そもそも薬物は、アッパー系・ダウナー系を狙って作られたわけではありません。
その効果が強くなる度合いによって、表れる現象が異なるだけなのです。

理論上で言えば、アッパー系も取りすぎれば、人の身体の機能を遅くし、”ダウナー”になるということです。

関連記事：【市販薬・処方薬乱用】OD、アッパー系…まるで違法薬物？

そもそも市販薬はODされるために生まれてない

間違った文化、間違った情報、間違った感覚…良いことよりも、悪いことの方が広まるのが広いのは、きっと気のせいではないでしょう。
これは客観的な事実です。

秘匿性が高く、拡散力の強いSNSにより、市販薬や余った処方薬をやり取りし、それをODに使う若者は後を絶ちません。医者へ行き、病状を偽って「適当な量」を処方してもらう人もいます。
この状態は、対象物が違うだけで、違法薬物に依存している状況と大きな変わりはありません。

不安でそわそわしてしまう、躁状態になりやすい、そんな人はダウナー系の薬物で「落ち着く」ことを望みます。
もし薬物が、その人の不安な状態を本当に解決してくれるのならば、私だってきっと薬物を人に勧めることでしょう。
その薬１つで、すべての問題が解決され、意欲的な人生取り戻し、成功する…そんな魔法の薬があるのなら、誰も苦労はしません。

薬物が一瞬だけもたらしてくれる「解決した感じ」に対し、その後に来る代償はあまりにも大きすぎます。
解決していないどころか、むしろより一層複雑化している問題、生きる意欲の喪失、身体の機能へのダメージ、壊されたままの人間関係、問題解決の術を知らずに立ち尽くす人生…

そんな人生を一発逆転することができるなら、試してみたいですよね。

市販薬ODは解決策ではない

「魔法の薬」がもし本当に存在するのなら、きっとそれはあなたの中にあります。

どこへ行ってもうまくいかないとき、または同じところでつまずいてしまうとき、その時その場にいつもいる人は誰なのでしょう？似たような状況に囲まれているかもしれません。でもきっとそこに必ずいるのはあなたです。

あなたが悪いと言っているのではありません。
誰かのせいにしてしまったり、他の人を変えようとするよりも、自分を見つめなおした方が速く解決することがあります。
あなたの中には、あなたも想像していなかったような能力があり、人を助けることのできる可能性をたくさん秘めています。
これは、自分の能力が試されているときなのかもしれません。

解決できる問題しか、あなたの前には現れません。

ナルコノンは、その解決の方法を提供し、ご自身が自分の力で立ち上がれるようにするのを支援する場所です。

新しいことを始めるのは気が進まないでしょう。
何かにチャレンジするのは怖いでしょう。
失敗したら？と思うと、保険をかけたくなることもあるでしょう。

あなたの新しい人生の一歩を踏み出すお手伝いをさせてください。
薬物やアルコールの依存・乱用のご相談は、まずナルコノンへお電話ください。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。

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