こんにちは、スタッフのアユです。
薬物を取ってしまうきっかけには、友だちに誘われた、強要された、またはカッコイイ気がして興味がわいた…など、いろいろあります。それは些細なことから始まります。しかし、自分の意志によらない混入によって摂取してしまう事件が発生しています。
クラブやバーでお酒に薬物を混入される事件
私が小さいときは、殺人事件を扱う連続ドラマや、サスペンスやミステリーの2時間ドラマが放送されていて、良く見ていました。主人公がお屋敷のような場所に遊びに行って、そこで奇怪な事件に巻き込まれていく…のようなものです。
私は個人的に、暴力や流血や銃撃戦などは好まない子どもでしたが、ある程度そのようなドラマは目にしたものです。
そういったドラマの展開でよくあったのが、犯人が飲み物に毒物を混入して相手を殺害してしまうというものでした。作り話の中では、そんな話を何気なく受け入れている世の中ですが、実際に自分の身に起こるとなれば話は違います。
近年このような事件は、お酒などの飲み物に薬物を混入するという形で、クラブやバーなどで多発しています。
あなたも耳にしたことがあるかもしれません。薬物が体内に入るという危険のみならず、そこにはその後に巻き込まれる盗難や暴行などの犯罪の危険もあるのです。
(参照URL①:Yahoo!ニュース – 「何かされたかも…」“デートレイプドラッグ”悪用 巧妙化する卑劣な性犯罪の手口
参照URL②:毎日新聞 – 処方薬、性犯罪に悪用 女性、苦しみ今も 飲み物混入、抵抗できず)
薬物の混入はサスペンスではありません。実際に起こっていることです。
隠語と勘違い?薬物を混入させられてしまった事件
アメリカでは、こんな事件もありました。
マクドナルドのドライブスルーでアイスティーを注文した男性が、それを飲んだ後に体調不良を起こしました。その理由を突き止めようと飲み物の中身を見てみると、なんとそこには大麻のティーバッグが入っていたと言うのです。
この男性が注文時に言った「extra lemon(レモン多めで)」というキーワードが、大麻を注文する隠語だった可能性があると考えられているそうです。
(参照URL①:FINDERS – 米国マクドナルドで偶然「隠語」を口走ったため、大麻入りのアイスティーが客に提供される
参照URL②:Hilton Head McDonald’s served man sweet tea with a side of weed, report says. ‘It gets worse’)
ここまで行ってしまうと、防ぎようもない領域に入っていきます。
大麻は身体に良い部分もあるとか、依存性がないとする声があります。自然なものだから大丈夫、なんて情報も聞いたことがあるかもしれません。
しかし、実際に混入によってこのような体調不良になる人、身体に異常をきたす事件を見てみれば、これがいかに危険かということがわかるでしょう。
安易にそのようなことを言う人には、問うてみたいことがあります。
あなたが薬物を取ることは、あなたの責任においてやっているのだから良いのだと思っているかもしれません。しかしそれを、あなたの大切な人に勧められますか?1度の使用で死んでしまう人もいる薬物を、あなたの娘、息子、両親に気軽に勧められるのでしょうか?無責任に自分の命をかけたとしても、彼らの命をかけられるのですか?と。
薬物混入に対する対策
私がナルコノンヨーロッパで研修を受けていた時も、実際に生徒から、他人からもらったよくわからない飲み物を飲んでトリップした、という話は聞いたことがあります。
定かでないものを飲むものじゃない、とその生徒も言っていました。
ここでは、海外のクラブやバーなどで特に気を付けるべきとされている、一般的な対策をご紹介しましょう。
- 自分が頼んだ飲み物だけを飲むこと
- 人からもらった飲み物を飲まない
- カウンターで飲み物を作る様子が見える場合は、その作っている様子を見ていること
- 飲む前に、異変がないかを確認すること
日本は、海外に比べて薬物乱用が少ないと認識されていますが、表に出てきていない乱用のケースは無数にあると言われています。
薬物に関する正しい知識を持ちましょう。
疑わしいものには手を触れないことが一番です。
そして、乱用・依存している人が身近にいるのなら、すぐにナルコノンにご連絡ください。
乱用・依存から抜け出る道がここにあります。
スタッフが丁寧に対応させていただきます。
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