こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生スタッフのアンソニーです。
「ガリガリに痩せ細った体」
薬物中毒をテーマにした映画やドラマで、そんな姿を目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。実際、薬物に依存すると、極端な体重減少が起こることは珍しくありません。それは単なる「やせすぎ」ではなく、体と心のSOSなのです。今日は薬物中毒と健康問題をテーマに、薬物の恐ろしさについてお話ししたいと思います。
📖 この記事は約3分で読めます。
薬物にのめり込んで、ガリガリに
覚醒剤やコカイン、MDMAなどの刺激系薬物は、強力な食欲抑制作用を持っています。本来、私たちはエネルギーを補給するために食事をとり、健康を維持しています。しかし、薬物を使用すると、脳の報酬系に異常な刺激が加わり、「食べること」そのものへの興味を失ってしまうのです。
また、薬物が体内で代謝を異常に活性化させるため、じっとしていてもエネルギーが大量に消費されます。その結果、あっという間に筋肉も脂肪も削られていき、骨と皮だけのような姿になってしまいます。覚醒剤などのいわゆるアッパー系のドラッグを使用している人が、痩せ細っているのはこのためです。
薬物がもたらすのは、単なる身体的な変化だけではありません。精神的にも大きなダメージを受けます。中毒になると、食事や睡眠、趣味など「生きる楽しみ」を感じる力が奪われてしまいます。ただ薬物を手に入れ、摂取することだけが人生の中心になってしまうのです。
それに伴い、家族や友人との関係も破綻し、社会的に孤立していきます。仕事を失い、家を失い、誰にも助けを求められなくなったとき、人はさらに薬物にのめり込んでいきます。
体はどんどんやせ細り、心もすり減っていく。この悪循環が、薬物中毒の恐ろしさです。
ガリガリになって初めて気づく?
「一度くらいなら大丈夫」「ちょっと試すだけ」
そんな軽い気持ちから、薬物中毒は始まります。
強い依存性を持ち、常に「もっと欲しい」と思わせるため、自分の意志だけでやめるのは非常に困難です。
また、違法薬物だけではありません。処方薬でも、医師の指示を守らずに乱用すると、同じように中毒症状が起こることがあります。
最初は「眠れないから」「気分が落ち込むから」という正当な理由でも、次第に薬への依存が進み、やがて生活のすべてが薬中心になってしまうこともあります。
薬物の中毒性は、手軽に快感を得られる点にあります。これは本当に、本当に恐ろしいことです。考えてもみてください。努力なしに、何かを達成したかのような大きな快感をえられたらどうでしょう。何の努力もなしに、何か成功したような気分になるのです。
薬物中毒でガリガリになったらどうすれば?
薬物の誘惑は、意外なほど身近にあります。たとえば、SNSで知り合った人、クラブやイベント会場、あるいは親しい友人からの誘いかもしれません。
そんなとき、「一度くらい」「みんなやってるから」と流されず、自分自身でしっかり拒否する勇気を持ってください。
強調しておきますが、薬物がもたらすのは一時的な快楽だけではありません。
待っているのは、健康の破壊、精神の崩壊、そして孤独です。
ガリガリにやせ細った自分を鏡で見たとき、取り返しのつかない後悔に襲われるでしょう。
薬物に頼らなくても、人生には喜びや希望があふれています。健康な心と体で、未来を切り開いていきましょう。大切な未来を守るために、どんな場面でも自分を大切にする選択をしましょう。
しかし万が一、もしかしたらこれを読んでいるあなたは、薬物で苦しみ、その痛みから逃れたいと思っているかもしれません。すでにガリガリになってしまっている。もしそうなら今すぐお電話ください。希望はあります。
ナルコノンは、長年不可能と思われてきた、薬物依存からの克服を可能にしています。問題を抱えている方、助けたい人がいらっしゃる方は、今すぐにナルコノンにご連絡ください。
頼もしいスタッフたちがお待ちしています。まずはお話をお聞かせください。
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
薬物やアルコール依存の問題に関する情報を配信します。