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HHCPとCBDの違いについて誰か教えてください


こんにちは。今年も残りわずかとなって来ました。薬物リハビリ施設ナルコノン卒業生のアンソニーです。年末が近づいているからなのでしょうか、なんだか落ち着かない日々が続いています。今回は、今話題のHHCPと大麻由来成分のCBDの関係についてです。どちらも大麻に関係することは分かるけど、どうも違いが分からないという方へお届けします。

HHCPとは?

HHCPはヘキサヒドロカンナビフォロール(hexahydrocannabiphorol)の略称であり、「半合成カンナビノイド」の一つです。

半合成カンナビノイドとは、大麻草に微量に含まれるカンナビノイド成分を化学的に合成した化学物質のことです。カンナビノイドというのは大麻草に含まれる薬理成分のことで、その数は104種類あると言われています。THCとCBDはまさに代表的なカンナビノイドとして知られています。

日本では大麻の所持等が固く禁じられていますね。一般的に「違法薬物」と聞いてイメージされる「大麻」とはつまり厳密には大麻から取れる「THC」という成分のことを指しています。

そして近年、この違法成分である「THC」を真似た成分が沢山の人の手によって作られ、販売されているのです。今流行りのHHCPも同じように「THC」の互換成分として登場し、合法的に売買されています。

HHCPはTHCと比べて遅効的で、より持続するようです。普通大麻を吸うとすぐに効果が出始めますが、HHCPの場合は30分ぐらい経ってから効いてくるんだとか。またHHCPはその精神作用がとても強いことで知られていて、少し摂取しただけでかなり「ハイ」になってしまうようです。「大麻(THC)と同じ感覚で摂取すると痛い目を見る」とHHCPの販売業者ですら警告する程です。

CBDとの違いは?

CBDはCannabidiol(カンナビジオール)」の略称であり、大麻草などに含まれるカンナビノイド成分の一つです。CBDは、カンナビノイドの内THCに続いて2番目に世の中に普及している成分だと言えるでしょう。

今現状で分かっていることは、CBDそれ自体で「ハイ」を引き起こさないということです。一応WHO(世界保健機関)もCBDは乱用や依存の可能性を示す効果を示していないと報告しています。従って大きな違いの一つは、「ハイ」になるかどうかだと言えます。

THCやTHCの互換成分であるHHCPは人を「ハイ」の状態にします。「ハイ」の状態とは、「多幸感」や「陶酔感」・「恍惚感」等を感じているような状態です。

なにもジワーと脳内に広がると多幸感を感じながらフワーっと現実と夢の間を酔いしれることが悪いと言っているのではありません。その状態を大麻によって得ることが問題なんです。つまり多幸感や陶酔感といった「ハイ」の状態が大麻によって手に入るのであれば、それはお金でその夢心地を買っているのと同じことでしょう。

薬物にハマる/依存するのは、薬物自体の依存性も勿論のことですが、お金で「ハイ」が買えることを覚えるからです。お金さえ払えばいつでも楽しい気分になれる、嫌なことを忘れられる、夢を見ることができる。というふうに考え始めてたら、薬物の罠にすでにハマってしまっていると言えます。

薬物はとらないで

薬物はとらないでください。お金で偽りの幸福感を買い続ける羽目になります。

薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。

参照ページ:

WHO
https://www.who.int/news-room/questions-and-answers/item/cannabidiol-(compound-of-cannabis)

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