大麻などの違法薬物依存を克服した卒業生が、またまた誕生いたしました!
彼のような頼もしい卒業生が誕生したことを、スタッフ一同、心から誇りに思います。
卒業に際して彼が語ってくれた薬物の真実と、プログラムでの変化…ぜひお読みくださいね!
大麻に出会ったきっかけは留学
アユ:卒業インタビューを始めます。
Hくん:お願いしまーす。
アユ:ナルコノンに来る前は、どんな状態だったのか教えてください。
Hくん:俺はね、ナルコノンに来る前は、大麻をメインでずっとやってました。そもそものきっかけは、10代の時に海外留学に行ったことです。帰国した後もコカインとMDMAなどをやって、そっからですね、どんどんおかしくなっていったのは。
だいぶ凶暴になったし、家族にも優しくなくなって、大きな問題になってしまいました。妹がナルコノンを探してくれて、ここに来ることになりました。
アユ:ナルコノンに入った後、正直どう思ってました?
Hくん:スタッフが本当に元気で、良い人ばかりで、正直それが受け入れられなかったんです。自分とのギャップがすごくって。素直になれなかった。
プログラムの内容も完全には理解していなかったから…そうだね。今思えば笑っちゃう話なんですけど、あの時は大変でした。
アユ:そうかあ。じゃあ、そういう気持ちが変わったのはいつ頃だったの?
Hくん:まず、デトックスのサウナに初めて入った次の日、トイレでおしっこをしたら、おしっこから大麻の匂いがしたんですよ。もう10日以上も大麻を取ってなかったのに、そんな事ある!?と思って。あれはけっこう衝撃的でした。
デトックスには約30日間入ってたんだけど、毒素が「抜けた」って感じた日があった。
それに、デトックス担当のスタッフと話している中で、以前はネガティブな発言をけっこうしていたんですけど、サウナのプログラム後半辺りからだんだんプラス思考になってきた。
プログラムを卒業したら、こんなことをしたいなあという向上心もすごい出てきた。それが本当に良かったです。
誰かを受け入れるということ
Hくん:デトックスの後、コミュニケーションの勉強をした時に、ペアを組んだ他の生徒さんと、一緒にずっと2人で勉強を乗り越えていったんですけど、その時に「受け入れる」ということに関して気付きがありました。
俺は、他の人を受け入れるというのが苦手だったんです。人に対して、決めつけたり批判したりしていて、自分でもそういう自分を嫌だなと思ってました。
今では本当に、誰でも受け入れられるようになって、ありのままのその人を受け入れてコミュニケーションを取れるようになりました。これは、自分の中ですごく変化したことのひとつですね。
コミュニケーションをとる時、自分は無理しがちな所があったんです。それこそ、自分の身体ともコミュニケーションを取れていなかった。身体に痛いところがあっても、いや、大丈夫だろうと思ってそのまま走ったりしてました。
でも今は、少し痛みを感じたら、「あ、今日はやめとこう」とか、「少しストレッチをしておこう」とか、自分自身の身体のケアをしていこうと思えるようになりました。
アユ:すごいね!
おばあちゃんに電話した時に…
Hくん:卒業間近になってきた時、おばあちゃんに電話したんですよ。おばあちゃんは、俺が薬物を使ったことや、ましてやナルコノンに入ったことは何も知らないんです。
でも、おばあちゃんに電話して「今元気にしてるよ」って言った時に、すごい…なんだろう…嬉しそうな、反面寂しそうな、泣きそうな声で電話に出てくれて。
電話切った後、俺涙が止まらなくなっちゃって。その時「俺は絶対薬物使わない」「これ以上人を悲しませたくない」と、それはすごい思いました。
その後も勉強を進めていった中で、自分が悪いことをしたなって心から思うことができた。
そういう過去の行いも、自分の中では全部グチャグチャになっていたんだけど、あの時、こういう経緯で薬物を使ったんだ、この時からひどくなったんだ、というのが自分で分かって、もう同じ轍(てつ)は踏まない、って思いました。
両親には、面会に来てくれた時も謝っていたんですけど、卒業間近にもう一度電話して、今までのことを謝りました。
その時に謝ったことは、自分の中で本当に大きな変化でした!
今まで、両親に対して言えなかったことも伝えて、そこで初めて家族に対して正直になろう、正直になれる!って思った。
もう薬物はやらないということ、この先アルコールも飲まないということも伝えました。
自分の体験から真実を伝えていきたい
Hくん:自分の中で1番変わったところは、薬物の恐ろしさをいろんな人に伝えたいと思うようになったこと。
薬物の恐ろしさと一言に言っても、いろいろあるんで。俺が経験した薬物の恐ろしさを伝えたい。そういう活動をしたいです。今薬物を使ってる人はもちろん、薬物を使っている家族に困ってる人、これから将来のある子ども達にも。
海外に行きたい人や、留学したい学生さんもいると思う。そういう人たちは、日本にいる人に比べて薬物に接する機会がとっても多くなってしまうと思う。
特に大麻はね。
酒より悪くないとか、タバコの方が害だと言って、結局そこから始まっちゃう。そういった危険性を、実体験を通して伝えたいです。
アユ:すごい…本当にビッグチェンジだね!
皆さんにメッセージ
Hくん:ナルコノンのプログラムは、本当によく出来てる!
基礎をやってから、ステップごとにどんどん上がっていくんですけど、1つの段階が次の段階へと、順を追ってどんどん役に立ちます。薬物をやめるためだけじゃなくて、これから生きていく上で、人生におけるツールになる。
本当に良いところです!
あとは、こういう本当の話を学生とかいろんな人に広めたい。考えたら俺も、学校で薬物の授業受けたことあるけど、まさかそんなことないって思ってたから。
年を経て大人になるほど、周りにそういった人は増えてく。そういう人達って、やっぱ類は友を呼ぶしね。今は薬物って、音楽の影響やSNSでの情報もいっぱいあるから、誰でも手に入れられてしまう。
じゃあ「本当の情報」って何なの?って言うと、やっぱり使ってた人から聞くのが1番だと思うから。1人でも多くの人に、真実を知ってもらいたいなと思ってます。
アユ:素晴らしい!ありがとうございます。卒業インタビューを終わります。
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頼もしい決断を語ってくれたHくん。薬物をやめるだけでなく、今度はだれかを救う側として活躍する姿に期待していますよ!彼の第2の人生はこれからです!
アルコールや薬物の依存の問題は、ナルコノンで解決することができます。ご自身や、ご家族など大切な方が依存でお困りの方は、すぐにナルコノンにご連絡ください。
あなたのその勇気あるお電話が、その人の人生のみならず、ご家族の人生をも明るい未来でいっぱいにする一歩になるはずです!
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