※令和5年10月22日(月)にこの記事を更新しました
MDMAの混ぜ物として有名なシャブ玉。MDMAとして日本に出回ってるのは、シャブ玉を始めとした混ぜ物が中心です。ご存知の方も多いと思いますが、シャブというのは覚醒剤、玉というのは合成麻薬MDMAのことです。薬物使用者にとってシャブ玉は避けたいものですよね。今日はそんなシャブ玉の見分け方についてお話します。
シャブ玉って厳密には何が入っている?
ご存知の通り、X(旧Twitter)は薬物売買のプラットフォーム化しています。例えば、「手押し」、「アイス(覚醒剤のこと)」や「バツ(MDMAのこと)」と検索すると無限に薬物取引のツイートが出てきます。
では「シャブ玉」を検索をかけてみます。以下はツイートの抜粋です。
「NO シャブ玉」
「トビもいまいちのシャブ玉、リピートはないから買わないほうがいい」
「シャブ玉は特に抜けしんどいですもんねー」
「シャブ玉やコピー品で嫌になってしまった貴方、こちらに多幸感の塊ございます♪」
というように、シャブ玉は否定的な意味合いで使われているのが分かります。じゃあシャブ玉とはいったい何なのかと。大体予想がついているかと思いますが、それはシャブ(覚醒剤)が混ぜられたMDMAということです。「MDMAだと思って買って使ってみたらシャブ玉だった、最悪」というような感じです。
しかし、ここで一つ疑問が浮上します。それはなぜ覚醒剤を混ぜるのかということ。覚醒剤はMDMAよりもはるかに高額です。MDMAが1錠大体5~6千円なのに対して覚醒剤は1g3~6万円というのが相場です。
シャブ玉がMDMAの値段で売られていることを考えると、覚醒剤が混ぜられた時点で値段は上がってもおかしくないはずですよね。
そもそも薬物は多くの場合、何かしら混ぜられているのがほとんどです。覚醒剤を買う場合も、茶ネタなど色々な混ぜ物が横行しています。もし気になる方がいたらぜひ、こちらの記事も併せてお読み下さい。
シャブ玉の見分け方はあるの?
一般的に「シャブ玉」と使われるときでも、そこに本当に覚醒剤が混ざっているかどうかは調べようがないので不明です。それを作った製造者しか知らないことでしょう。
ネットで転がっている「シャブ玉」の意見の大半は、使用したMDMAが覚醒剤のような感じだったからとか、いつも使うMDMAとは作用が違ったからという理由で「あれはシャブ玉だった」と言っているに過ぎません。
本当に確かめようがないんですよ。特殊な薬物検査キットのようなものを使い、自分で中身を調べている人など滅多にいないでしょうから。
しかし実際の例として、合成麻薬の容疑で警察に逮捕され、尿検査で覚醒剤の陽性反応が出たというケースは多々あります。この場合法律上の扱いも異なってしまいます。
MDMAなどの合成麻薬は麻薬及び向精神薬取締法というのが適用されますが、覚醒剤では覚醒剤取締法が適用されます。勿論、適用される法によって刑罰も違います。「知らなかった」では済まされません。
そこでシャブ玉を見分ける方法はあるのかどうかですが、ありません。ただし…
薬物を摂取した後なら、自分で尿検査をすれば何が入っていたかを知ることもできます。市販の薬物検査キットには覚醒剤の反応が出るタイプのものもありますから。とにかく、事前に見分ける方法はありません。
シャブ玉を見分けたところで何になる?
仮に事前にシャブ玉と判明できたとして、何になるでしょうか。覚醒剤が混ざっているなら捨てますか?それとも、シャブ玉を取引した売人からはもう買いませんか?
「シャブ玉は嫌だ」と言いますが、シャブ玉どうこうの前に、MDMAにはですね。実は覚醒剤意外にも様々な恐ろしいものが混入している可能性があります。覚醒剤が混ぜられているだけなら、まだマシなほうかもしれませんよ。
MDMAの中身に関する別の記事を以前書いていますので、気になる方は覚悟してご覧ください。
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