皆さんこんにちは。ナルコノンジャパンのアユです。
またまた、覚醒剤依存を克服した卒業生が誕生しました!
ナルコノンにたどり着くまで依存から抜け出せなかった彼が、たった数ヶ月でどのように薬物への依存を断ち切ったのか、ぜひ生の声を聞いてみたいと思いませんか?
ご本人の許可を得て、2回にわたりご紹介していきます。初回は、プログラムを始める前の状態と、プログラムの途中までの成功体験をご紹介します。
ナルコノンに来る直前の自分
アユ:翔太くん、今日はついに卒業インタビューですね。よろしくお願いします。
翔太:はい、お願いします。
アユ:ナルコノンには、どういった経緯で来たのか教えてください。
翔太:来る前は、3回目の覚醒剤使用が家族に発覚したところでした。家族にはバレバレだったと思いますが、覚醒剤を取りながら、ずっと仕事をしてたんです。
仕事でやらかしてしまい、クビになってしまったのがショックで、覚醒剤打って、夜も寝ないで仕事がうまくできないかと勉強していました。
3日徹夜して、ようやく3日目に2時間寝れるみたいな生活。飯もあまり食べず。覚醒剤を注射で朝打って、夜打って、朝打って、夜打って…身体的にもそれがないと生きていけない状態でした。
ある時、薬を切らしてしまいました。家族に薬がキレた状態がバレちゃうと思いましたが、あまりに眠く、まる1日寝てしまいました。家族が話そうと言ってきたのは覚えてたけど、また耐え切れずに寝て。
もう一度起きたら、あゆさん達ナルコノンスタッフが家に来ていた(笑)。
警察来て、また捕まるのかなと思って話を聞いていたら違くて…その後また寝ましたよね(笑)。次に起きたら、あゆさんが「行こう」って言う(笑)。
アユ:そうだったね(笑)。ナルコノンに来る決め手になった一番の動機はなんだったの?
翔太:一番の理由は、とにかく休みたかった!
アユ:それで実際、プログラムを始めてとことん休み始めたわけだね。
離脱症状を乗り越え訪れた心の変化
アユ:最初の離脱期間はどうでしたか?
翔太:離脱を始めた直後、盲腸になっちゃって、あれがキツかったですね。 高熱も出て、治ったかなと思ったらまたぶり返し。いつもなら痛み止め飲んでたけどここでは飲まない。でもそれは身体に良かったんだと今は思います。
良くなったことは、体をとことん休められたこと。スタッフに「とにかく休んでいいよ」って言われて、それでホッとしたのは覚えてますね。
ナルコノンに来てすぐは1日中かってくらい寝てました。1日5~6時間しか起きていられなかった。でもそのお陰でかなり回復しました。
アユ:その次のサウナ・デトックスはどうでしたか?
翔太:運動して汗流して、俺はすごい自信ついたと思った。匂いがわかるようになったり、ものの輪郭が前よりハッキリ見えるようにもなりました。
ナルコノンの目の前に、廃校になった小学校があるんすけど、当時そこでイベントが開催されてたんですよね。そこに、高齢の夫婦が来ているのが見えたんですけど。そんな歳になっても、2人でこういうとこ来ていいなーって思ったの覚えてます。
俺もこういう人になりたいな、歳とっても、夫婦で仲良くこういうとこ来れるのいいなって。その時すごい幸せを感じたのを覚えてます。
コミュニケーションについて学んだことで得たもの
アユ:コミュニケーションの練習をした時のことを教えてください。
翔太:これ何回も話してるんですけど、コミュニケーションのドリルはすごく良かった。
もともと子どもの頃から「声小さい」って言われて、少年野球やってた時も、声小さいの怒られて。大人になってパチンコ屋の店員した時も、「挨拶の声が小さい」とけっこう怒られて。俺って声小さい人間なんだなと思ってた。
でも練習のペアになってくれた先輩の生徒さんに、アドバイスを受けて、実践し出してから自分がすごい変わりました。あれっ?俺って声出るんだなって(笑)。
覚醒剤やって滑舌がかなり悪くなってたのも、解消された気がします。
相手が何を言っているのかをちゃんと聞いて理解してから、自分の話したいことを話すことが大切だということを学びました。このドリルは、自分の中で受け取らなくてもいいコミュニケーションがあることも教えてくれました。
自分は人に指示するのがかなり苦手だったんすけど、意図が大切だということを学びました。だから、人に物を頼む時や仕事の指示をする時に、すごいこれ使えるなと思った。
これから生きていく上で使っていける、それが一番いいと思いましたね。
アユ:すごいね!それを活かして次の実践「オブジェクティブ」を始めたわけだね。
翔太:実践は、他の生徒とペアになって行ったんだけど、最初はお互いにけっこう波があった。でもお互いにやり合っていくうちに、相手が変わっていったり、気づきを得てるのがやっぱすごいなこれと思って。
外の世界にオブジェクティブする(*外界のものに注意を向けるという意味)のって、すごい効果あるんだって思った。
最初はすごい波あったけど、それでも全然嫌にならなかった。彼とは、ここが終わっても友達になりたいな。
******************************
仕事のために薬物を取り続けていた翔太くん。プログラムを始めてからたくさんの気づきを得て、どんどん状態が改善していきました。
しかし、プログラムのこの段階を終えても、薬物の再使用に対する不安は完全には消えていなかったと言います。
彼は、どのように薬物への欲求を断ち切ったのでしょうか?
この続きは、以下のリンクより、インタビュー後編をチェックしてくださいね。お楽しみに!
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
薬物やアルコール依存の問題に関する情報を配信します。