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グリグリの意味は?スラング解説してみた


世の中には様々なスラング、隠語が存在します。その言葉を聞いただけでは、側からしたら何のことか分らないようなことも、薬物使用者同士では理解できるものです。今日はそんなスラングの一つである「グリグリ」という言葉についてお話しします。

「グリグリ」とは

「ブリブリ」、「パキパキ」や「ベロベロ」というように、薬物やアルコールを摂取した状態を表す様々なスラングが日本語には存在します。「ブリブリ」とは、大麻を吸ってハイになっている状態のことです。「パキパキ」というのは主に、覚醒剤やコカインなどのアッパー系薬物を使用してハイになっている状態のこと。「ベロベロ」はご存知の通りです。

では「グリグリ」とは一体どういう意味でしょうか。私もこの言葉については知らなかったので、弁護士さんが書いているネットの記事を参考にしながら解説していきます。

「グリグリ」とは、自分の置かれた状況に困惑してしまい、正常な判断ができず疑心暗鬼になっている心理状態のこと。用法:あいつ、もう頭グリグリになっていて、どうしようもないわ。〜参考『刑事弁護人のための隠語・俗語・実務用語辞典』〜

これは要するに勘繰りというやつですね。薬物をやっていると心が不安になってしまい、「捕まるのではないか」とか「誰かに狙われているのではないか」と強迫観念的に考えてしまうことがあります。「グリグリ」はもしかしたら、勘ぐりの「ぐり」の部分から派生して生まれたスラングなのかもしれません。

「グリグリ」な人

薬物を使用する界隈にいた人なら分かるでしょうが、周りにそういう勘繰りに囚われてしまった「グリグリ」な人というのが一定数います。というか、薬物を常習していた人なら自分が一度はそういう状態に陥った経験があると思います。

一つ、人から聞いたお話をご紹介しましょう。

その子は当時大学生だったそうです。大学の寮に住んでいて、寮生活を楽しんでいたそうです。ただその裏で、大麻を常習していました。日に日に量は増えていくばかりで、自分でもコントロールが効かなくなっていったそうです。

ある日、彼は自分の部屋に戻ると部屋のドアが空いていることに気がつきました。きっとドアを閉め忘れて家を出たのだろうと思い特に気にも留めませんでしたが、また数日後、同じように部屋に戻ると部屋のドアが再び開けっぱなしだったことに気がついたのです。

彼は、誰かが自分がいない間に部屋に入っているのだと思い込みました。そこから、絶対に犯人を見つけてやると思い、ドアノブに仕掛けをしたり、部屋の写真を撮ってから出かけたりなどするようになりました。誰かが自分のドアを開け、部屋に入ったら分かるような仕掛けをつくり、またあるときは本気で防犯カメラを設置しようかと考えたこともあったそうです。

家のドアを開いていたのは…

ある時家を出た直後に忘れ物をしたことに気がついてすぐに部屋に戻った時、すでに部屋のドアが開けっぱなしになっていることに気がつきました。彼は誰かが部屋に侵入したと思い、怒鳴る勢いで部屋に入りましたが、誰もいません。そうです、時々開けっぱなしにしていたのは自分だったのです。

その時にハッとしたそうです。誰かが自分を疑っている、自分の部屋にこっそり忍び込んでいるという妄想に囚われすぎて、そんな簡単な自分のミスにも気がつかなかったのでした。彼はそんな自分がとても怖くなったそうです。

いかがでしたか?「グリグリ」になった人は、疑心暗鬼になりすぎるあまり、正常な思考ができなくなってしまうのです。これは大麻に限らず、どんな薬物でもなり得ます。疑心暗鬼になって周りを疑い始める。そして、最後には自分すら信じられなくなってしまうのです。

もし今あなたが「グリグリ」になっているとしても、大丈夫。薬物を正しい方法でやめられれば、人を信じられない状態からでも必ず正常な心理状態まで回復できます。薬物の問題は、しっかりと専門家のアドバイスをもらいながら解決することをお勧めします。というのも、薬物を自力でやめるには「意志」だけでは難しいからです。

何が起きても大丈夫、正しい方法で薬物を体から抜き、トレーニングを積むことで薬物に頼らなくても大丈夫な自分になります!ぜひ一度、ここ薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンにお問い合わせください。薬物の知識を持った専門家から直接お話を聞いてみてください。

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