みなさん、パキパキという俗語をご存知でしょうか?
世間一般にはあまり馴染みのない言葉でしょうが、薬物を使っている人はこの言葉を本当によく使います。パキパキというのはある状態のことで、パキパキになると普通では取らないような異常行動を取ったりします。
特に覚醒剤のような違法薬物を使った時になるパキパキの状態。この状態で人はどのような行動を取るのでしょうか?
パキパキな人たち
いわゆるアッパー系のドラッグでハイになっている状態を、パキパキと言います。アッパー系のドラッグというのは、要は人を興奮させる刺激的な薬のことで、覚醒剤やコカイン、それから市販薬の乱用もこれにあたります。
パキパキになると人は落ち着きがなくなって、挙動不審になります。パキパキになっている人は、目が怖いです。瞳孔が開いていて、目玉が大きくて真っ黒の瞳をしています。目力もすごくって、殺伐とした雰囲気があります。近くにいたら危ないというのがすぐに分かるでしょう。
パキパキな人とは、コミュニケーションが上手く取れません。話は簡単に脱線してしまいますし、話している内容が上手く理解できなくなって会話が止まったりします。急に怒ったりもするかもしれません。急に笑い出したり、かと思えば急に黙り込んだり。もうそれは普通の会話どころではなくなってしまいます。
パキパキになると、何かに過度に集中したりします。部屋の隅々まで掃除をしたり、ご飯を食べずゲームをただひたすらやり込むかもしれません。
なんでパキパキになりたがるの?
刺激的な薬物を求める人は、必ず何かしらの不満や問題を抱えています。そうでなければ、刺激的な快楽を求める必要もないのですから。頭をおかしくしてでも、忘れたいこととか嫌なことから逃避をするのです。
これは考えると、とても悲しいことです。孤独な行為です。ハイになれば、人生を楽しんでいるような気分になります。パキパキでいることで結果的により孤独を感じることでしょう。効果が切れた時の虚しさは、言葉で表すことができません。やがてそんな自分にさえ無感覚になって「どうせ自分なんて」と現実から目を背け始めます。
薬物の依存は、最初は大したことがありません。覚醒剤でも、最初はうまく付き合っていけるものです。しかし、薬物の依存が強くなってくると、だんだんと身も心も腐っていくんですね。
自分を大事にできない人は、人も大事にできないのです。覚醒剤をやるって、自分を大事にしてるって言えませんよね。そうすると、人の扱いも雑になっていくし、周りのこともちゃんとやれなくなっていきますよね当然。
パキパキの時代は終わりだ!
「いらないものが多すぎる〜♪いらないものが多すぎる〜♪」
ブルハーツのある曲にこんな歌詞がありますが、今こそこれついて少し考えてみましょう。
いらないものに囲まれていませんか?部屋を見回してみてください。いらないもの、いっぱいありますよね?ないのなら、本当に素晴らしい。言うことありません!笑
いらないものをダラダラと持たなくたっていいんです。思い切って捨てちゃいましょう!人生にいるもの、いらないもの。そして、薬物は誰にとってもいらないものです!薬物が必要な人生って逆になんなんですかって話ですよ。
でも、分かります。薬物に頼っている人にとっては、薬物を捨てるのは本当に恐ろしいことですよね。そのお気持ち本当によく分かります。困った時とか、精神的に辛い時に薬物がないと不安ですよね。
それでも、薬物がなくても辛さとかしんどさに耐えられる自分ってどうですか?辛いことがあってもポジティブでいられる自分ってどうですか?
ここ薬物リハビリ施設ナルコノンは、薬物を取り始めるきっかけになった根本的な原因や、困りごとを解決し、薬物のないクリーンな人生を再び取り戻せる場所です。日々多くの人が、ここで生きる喜びを取り戻しています。
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