こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノン卒業生のアンソニーです。今日は前回に引き続き、新しい薬物である1D-LSDについてお話ししたいと思います。そもそも1D-LSDとはどのような薬物なのでしょうか。違法薬物である覚醒剤やコカイン、大麻などとはどのように違うのでしょうか。今日はそんなお話をしたいと思います。

1D-LSDとは

1D-LSDとは何かについて、ご存知ない方も多いでしょう。それもそのはず、1D-LSDが日本で話題になり始めたのはつい最近のことなのです。ではどのように1D-LSDが話題になったのか。

2024年は4月に突入しまもなく、このようなニュースが世間を騒がせたのです。

捜査関係者によると今年2月、東京・新宿区で22歳の女性がマンションの8階から飛び降りて死亡しました。また1月には香川県に住む20代の男子大学生がマンションから飛び降りて亡くなりました

この2人に共通するのは、危険ドラッグである『1D-LSD』を含んだ製品を摂取したとみられるという点です（日テレNEWS  NNN）

1D-LSDを摂取した若者が立て続けに飛び降りて死亡するという事件が起きたのです。僕もこのニュースを見た時は驚きました。まず、1D-LSDとは何だ？というところから始まり、事件の場所が東京と香川？！。それに加えて、両者とも飛び降りたという共通点。これはただごとではない。一体今、日本で何が起きているのでしょうか。

1D-LSDは夢の中？

察しがつく方もおられるでしょうが、1D-LSDは幻覚剤に分類されるタイプの薬物です。名前にも付いている様に、LSDというのがそもそも幻覚剤であり、日本でも厳しく規制されています。1D-LSDは違法薬物であるLSDの成分を模倣してつくられます。本物のLSDとは微妙に成分が違うために、基本的に1D-LSDの所持や使用が法律に触れることはありません。いわゆる合法薬物や脱法ドラッグと呼ばれるものです。

幻覚剤が恐ろしいのは、普段見えたり聞こえたりしないものがリアルな感覚で見えたり聞こえたりするということです。また幻覚剤が効いている間は、幻覚世界と現実世界の区別ができなることもあります。例えるなら、とてもリアルな夢を見ているような感じでしょうか。夢を見ている間、それが夢だと気づくことはあまりありませんよね。

夢の世界とは非現実的なことで溢れています。しかしそのことに気がつくのは大抵夢から覚めた後のことで、夢の最中というのはなぜか、おかしなことであっても当然の現実を生きているような感じがしませんか？

幻覚剤はそんな「夢」の感覚に近いと思います。僕の見解ですが、夢のなかって、なかなか自分の意思というものを感じられない。思うように動けないとか、本来の自分の意に反する行動を取ることがあると思うんです。その場の状況に流されるというか。

普通は自ら建物から飛び降りようと思わないでしょうが、夢の中ならあり得るシチュエーションだと思います。現実と区別がつかずに、そのまま飛び降りてしまったのでしょうか。

1D-LSDは危険

この事件を受けて、1D-LSDが恐ろしい薬物であるという認識が、薬物使用者の中でも広がったと思います。薬物取引が頻繁に行われるXを覗いてみても、この事件以降1D-LSDを販売しているアカウントはありませんでした。

しかし、近い将来、ほとぼりが覚めた頃、またしても〇〇LSDというのが出回る可能性は十分にあります。過去には1v-LSDという薬物もありました。絶対に手を出さない様にしてください。

薬物に特化したリハビリを行うことで、ご本人の心身のみならず、人間関係、そして人生そのものを改善している人々が実際に生まれています。薬物を手放せなくなっている方を知っている、もしくはご自身がそうだという方、ナルコノンにご相談ください。あなたの勇気ある一声が、１本の電話が、１つの命を救います。新しい人生を手にするチャンスはここにあります。今すぐにナルコノンにお電話ください。まずはスタッフが、親身にお話をお聞きします。

参照ページ

強烈な幻覚……「新しい自分になる」と8階から飛び降り死　危険ドラッグ「1D-LSD」とは？　お香に偽装も【#みんなのギモン】https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-2024040904582925?fm=topics&fm_topics_id=205daaa7461d6da16e68c5f50f6eebf8

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