こんにちは、アユです。
私はひょんなことから、薬物リハビリ施設職員として働くことになりました。
ドラッグをやっている人が、それを体内のとんでもない場所に隠すなんて話は、テレビの中での話でした。
でもナルコノンの生徒たちの中には、それをやったことのある人もいます。
マジでこんな場所にドラッグを隠すのね…という体験をした、今日はそんなお話です。
ドラッグを隠すスペシャリスト!生徒とリアルな訓練
ナルコノンジャパンのスタッフは、デンマークにあるナルコノンヨーロッパというところで、スタッフ研修をさせていただきました。
その中で、生徒が隠したドラッグを見つけるという実践ドリルを行いました。
実践を行う当日の朝、目の前に現れたのは、首に大きなタトゥーの入ったイカツイ男子生徒さんでした…。
その生徒さんにお願いし、彼がよくドラッグを隠していたリアルな場所に、ビタミンのカプセルをドラッグとして隠してもらうことに。
これをスタッフが探すというのがこの実践…通称宝探しゲームと呼ばれていました。まずは何のヒントもなく、とにかく始め!と言われたのでした。
見つからない“お宝ドラッグ”の場所
その研修が始まったばかりの当時は、スタッフも皆ズブの素人ですから、とにかく見つからない。どんな場所に隠すんだろう…と、とにかく手あたり次第に探します。
靴、靴下、ポケット、カバン、口の中・・・
結局見つけられず、その生徒に「いったいどこに隠したの?」と聞くと、口をあぁーんと開けて、歯茎の間からポロッと出された時は、本当にガックリしたのを覚えています…。
(さっき口の中見たのに・・・!!)
という言い訳と共に走る衝撃。
“お宝ドラッグ”の隠し場所を見つけられない研修生を、楽しそうに眺める生徒さん。
そして見つけられるようになるまで、研修は続くのでありました…。
「ドラッグを隠す」の後にくる「嘘をつく」
話が少しそれましたが、私が何を言いたいかと言いますと、ドラッグ使用者は、それくらい必死で薬物とつながり続けようとするということです。
良くないことだと、わかっているけど止められない。止めたいのに、止められない。これが依存というものです。
ドラッグとアルコールの依存というテーマを扱っていると、よく出てくるキーワードがあります。それは
「隠す・隠れる」という言葉です。
隠れてやってます。
隠れて飲んでます。
見つからないようにしてます。
コッソリ買ってます。
このコソコソ感は、その人をたまらなくやましい気持ちにさせることでしょう。
そして家族も、最初こそ「やめて!」と強く言ったり、喧嘩をしている状態があっても(※もちろん、これが良い状態という意味ではありませんよ)、それに疲れてしまい、諦め、言いにくくなっていきます。
「隠す・隠れる」が行われると、それに伴うのは「嘘をつく」です。しかし本来は、自分にも家族にも、嘘をついて生きていく必要はありません。
ドラッグ無しで明るい未来を手にする権利がある
自分のしていることを明らかにして、正直に生きていけたら、どんなに幸せでしょうか。
ストレートに想いを伝え合える仲になっていけたら、どんなに楽しい毎日でしょうか。
ドラッグを手放し、明るい未来を手にする権利は、誰にでもあります。
ナルコノンでは、正直に生きていく方法を教科書を使って学ぶことができます。
世界中のナルコノンで、再出発を遂げている方々がいます。
あなたの決断ひとつで、その一員になることはできるのです。
薬物やアルコール依存の問題があるなら、すぐにナルコノンへご相談ください。
私たちの目的は、薬物のない人生です!
(ちなみに余談ですが、ドラッグの「宝探しゲーム」を手伝ってくれたその生徒は、大きなタトゥーの入った強靭な男性で、自分のことをレパード(=豹)と言っていました。しかし、プログラムを終える頃には、子猫ちゃんのように可愛らしい性格になって卒業していきました。彼は今も私の誇りです!)
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