皆さん、こんにちは。ナルコノンジャパンのアユです。
今日は、ナルコノンジャパンの麻薬犬トレーナーをご紹介したいと思います。
弱冠19歳でナルコノンのスタッフになり、麻薬犬トレーナーになった森優太朗君です。スタッフとしての情熱を語っていただきました。今日はインタビューの前編をお届けします。ぜひ、読んでくださいね!
キキについては、ぜひこちらのブログもチェック!
スタッフになったきっかけ
アユ:今日は、スタッフの森優太朗君のインタビューをしたいと思います!
優太朗:ナルコノンジャパンで麻薬犬のトレーナーをしている優太朗です。今20歳です。
アユ:この20歳ってのが本当に意外なんだよね。なぜ若くしてね、ナルコノンのスタッフになったのか、きっかけを教えてください。
優太朗:初めてナルコノンという存在とつながりを持ったのは、実は17歳の時でしたね。僕は英語がしゃべれるんですけど、デンマークにあるナルコノン・ヨーロッパというところに通訳として1ヶ月間滞在したんです。
その時スタッフが楽しそうに仕事してたのを見てたんだよね。規律がありながら良い意味での自由さがあって、面白そうだなあとは思ってて。
ナルコノンの技術をすでによく知っていたし、それを使って人を助けられるっていう確信があった。自分のやっている仕事に対して確信が持てるっていうのは、大事だと思ってたから。
あと、ナルコノンは国際的な団体だから、自分の英語が役立つかなって思った。ナルコノンジャパンがオープンした2021年、自分は19歳だったんですけど、自分の知っていることを最大限に活かせると思って、5月にスタッフになりました。
なぜ麻薬犬トレーナーに?
アユ:優太朗がスタッフを始めた時は、まだ仕事内容は決まっていなかったよね。麻薬犬トレーナーになった経緯を教えてください。
優太朗:まず、ナルコノンジャパンの麻薬犬のキキは、アメリカですでにトレーニングを受けて待機してたんですよね。で、誰かがキキをアメリカに迎えに行かなくちゃいけなかった。
自分は英語しゃべれたし、麻薬犬のトレーニングなんてめったに経験できるようなことじゃないし、是非行ってみたいっていうことで、イリノイ州のカンザスシティに1週間行くことになったんだよね。
トレーニングセンターから、この子が君のパートナーだよって決められた犬を紹介されて、それがキキでした。
カンザスでトレーニング中の優太朗とキキ
ちなみに、もともとの名前は「マルティナ」っていう名前だったんですけど、日本人には発音が難しいということで、ナルコノンジャパンのスタッフで投票して、日本人が発音してもわかりやすい「キキ」になりました。
まずはお散歩をして触れ合って、自分が一緒にいる人だよっていうのをキキに覚えさせてから、トレーニングが始まりました。
小さいジップロックに、薬物のにおいのする疑似香料を入れて、それをソファーの隙間やスーツケースの中、タンスの中とか、人が隠しそうな日用品の所に置いていって。決められた指示があるので、それに従って犬が薬物の香料の袋を探して、それを見つけたらキキが教えてくれる。
うまくできたら餌をあげるっていう、いたってシンプルなトレーニングをもうひたすら1週間続けましたね。
麻薬犬はお仕事犬
優太朗:麻薬犬はペットの犬とは違って、トレーナー以外の人が触ったり抱っこしたりするのは禁止なんだよね。
アユ:それはなんでなの?
優太朗:麻薬犬て、特定の場所で生まれ育てられて、そのアメリカの施設に来た瞬間から引き取られるまで、ずっと毎日トレーニングを積んで準備万端にされてる。
犬によってモチベーションにつながるものが違うんだけど、ビーグルは食いしん坊なので、薬物のにおいを見つけた時のご褒美は餌なんですよね。
だから今まで仕事をしたご褒美としてもらえていた餌が、誰からでもいつでももらえるとなると、トレーニングをするやる気がなくなっちゃう。それを防ぐために、餌はトレーナーが絶対にあげる決まりになってます。
触るのが禁止されてるのは、犬によるところもあるんだけど、キキはわりと甘えん坊で。1回撫でたら、撫でて撫でて~って甘えん坊になっちゃう。
一度撫でられ過ぎてトレーニング中も甘えん坊モードに入っちゃったことがあって(笑)。今は決められたスタッフだけが世話をすることになって、トレーニングも順調、健康だしやる気ばっちしですね。
アユ:キキが薬物のにおいを見つけたら、どうなるの?
優太朗:キキの場合の合図は、1)においがする場所を鼻でクンクンして示す、2)前足でその場所を引っ掻くようにして教える、3)お座りをしてトレーナーの目を見つめて「ここにあります」とアイコンタクトする。
ナルコノンの施設に新しい生徒さんが入ってきたときの荷物チェックや、小包が届いた時にこの仕事をやります。過去に薬物を使用していた人の所持品は、どこに薬物が隠れてるかわからないので、これを徹底します。正直本人たちもどこに隠したか忘れてることもある。
生徒たちはリハビリするためにプログラムをやりに来てるから、施設の中に薬物が侵入する危険を防がないといけない。犬の最強の嗅覚に任せて信頼できる環境を作る。これがキキの仕事です。
リハビリ施設で麻薬犬を使うことの価値
アユ:私もこれを初めて聞いた時、ナルコノンてすごい徹底してるなって思ったのよね。
優太朗:そうですね。麻薬犬がいる薬物リハビリ施設って、ナルコノンだけなんじゃないかな。ましてや日本ではね。
海外でも、ナルコノンの施設にはすべて麻薬犬が1匹以上は配備されてる。それぞれがちゃんとトレーニングを受けて、メンテナンスされてて、ケアされてて、どこのセンターでも新しい生徒さんの荷物は全部チェックされます。
なんていうんですかね、マジなんですよね、ナルコノンて。
麻薬犬も、その犬によって性格が違うので、最初にその犬をトレーニングするアメリカの施設の方も、この性格の子にはこのトレーニングのやり方で…とかあるみたいですよ。
単に、無理やり匂いを覚えさせてやるだけだったら誰でもできるらしいんですが、犬のモチベーションを保ちながら、犬がエネルギー溢れる状態でトレーニングしてくんですよね。それを日本に来た今でもキープするっていうのは、すごいんですよね。お金じゃない価値がある。
正直、キキを輸入するまでの手続きは、想像以上に大変な労力と時間がかかった。だから、簡単に駄目にはできないというプレッシャーもあります。ナルコノンに来たら、見るだけになっちゃいますけどね(笑)、ぜひ会いに来てくださいね。
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優太朗のインタビューは、後編へと続きます。彼はどんな想いでこの仕事をしているのでしょうか?ぜひ、後編はこちらからお読みください!
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