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コカインで集中力は高まりますか?


コカインや覚醒剤などのアッパー系薬物は、使用すると集中力が高まると言われたりします。一方で大麻などのダウナー系の薬物は、使用すると動きがとろくなってしまい、集中力は明らかに下がっている感じがします。薬物を取ると集中力に影響するというのは本当なのでしょうか?今日はそんなお話です。

コカインとは

コカインはコカの葉から作られる薬物で、粉状や結晶状で出回っています。粉にはコーンスターチや砂糖、他の薬物などが混ざっていることが多く、通常は鼻から吸引されますが、口から摂取したり歯ぐきに塗る場合もあります。もともとは鎮痛剤として使われていましたが、現在では非常に危険な薬物として知られています。

コカインは脳を刺激して強い快感を生み出しますが、その効果は短く、すぐに憂うつやいらだち、さらなる使用欲求に変わります。使用者はすぐに薬に対する耐性がつき、同じ効果を得るにはより多くの量が必要になります。頻繁に使うと、食事や睡眠をとらなくなり、心拍数の上昇、筋肉のけいれんなどの症状が現れます。また、「ハイ」な状態でなくても、被害妄想や不安、怒りを感じることがあります。

使用量や頻度に関係なく、コカインには心臓発作や呼吸不全といった命に関わるリスクがあります。突然死に至ることもあり、非常に危険な薬物です。しかし、、

先月の6月26日に国連薬物犯罪事務所(UNODC)が発表した「世界薬物報告」によると、違法薬物コカインの23年の世界生産量は前年比約34%増の3708トン超となり、過去最高を記録したそうです。動物のゾウの体重が平均して5トンぐらいなので、ゾウ約740頭分ぐらいですか。よく分からないぐらい、途方もない数のコカインが毎年製造されているということは確かです。

コカインを吸う若者が急増?

日本のコカインの検挙人数を年齢別でみると、20代が最も多く、次いで30代。近年のコカイン使用は、特に20歳未満は初めて40代を上回る結果となり、若年層におけるまん延が深刻化しているといえます。でも一体、コカインが若者に人気のある薬物になっているのはなぜなのでしょう。

コカインは覚醒剤と同様に、強烈な陶酔感を得られる薬物です。ただ、覚醒剤と違い効果の持続時間が短いという特性があります。覚醒剤は効き目が4時間から8時間であるのに対し、コカインは30分から長くても1時間弱といったところです。使っても長くはキマらないということで、オンとオフの切り替えがしやすい、つまり「ハイの時間」と「シラフの時間」を行ったり来たりしやすいと言えます。

薬物使用者からすると、その使い勝手の良さは非常に都合がいいものです。コカイン以外のあらゆる薬物は、一度摂取すると最低でも効果が切れるまでに2時間ほどかかります。薬物って摂取するタイミングが難しくて、たとえば人と会う約束とか何か用事がある時はあんまりハイになり過ぎちゃうといけないので、事前の使用は我慢したりなどするんですけど。

コカインはすぐ効果が切れるので、そんなことはあまり気にしなくても良かったりするんです。

コカインで集中力は高まる?

コカインを吸うと集中力が増して仕事や勉強に集中できるようになる、みたいなことを聞いたことはありませんか?映画などで、バリバリエリートのサラリーマンがトイレでささっとコカインを摂取するみたいな描写を見たことがあるかもしれません。日本でも数年前に、官僚が覚醒剤を使用してたみたいなことがありましたけど、なぜか薬物=集中力が上がる、仕事がはかどるみたいなイメージなんですよね。

というのも、昔の日本では「集中力が高まる」みたいなキャッチコピーと一緒に覚醒剤が合法的に売られていた時代がありますし、たしかにそれ系の薬物を取ると一時的には集中力が上がったような感じはするんですよ。

しかし、残念ながらそれは本当に集中できていることとは別なんです。薬物はあたかも集中力が増したように感じさせるけれども、実際にはむしろ効率は落ちていると思った方がいい。キマっている間の出来事って、普通の記憶と違って後から思い出しにくいですから、その間に覚えたことややったことというのを、後から再現しようとしても上手くできなかったりするんですよね。

結論、コカインで集中力は上がらない。むしろ非効率的になる。ということを覚えておきましょう。これを読んだみなさんは、コカインを使用しないでくださいね。そして、これを読んでいるあなたが今薬物で困っているとしても大丈夫!

薬物でお困りのことがあれば、ここ薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンにご連絡ください。あなたが抱えている、薬物に関するあらゆる悩みを解決するためにここはあります。

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