こんにちは、スタッフのアユです。
私はミュージカル映画が好きで、学生時代はよく劇場に観に行ったり、映画を観たものでした。その中でも不朽の名作と言われる『オズの魔法使い』。この映画に、覚せい剤という要素が関係しているのをご存じでしたか?
オズの魔法使いで一躍映画スターとなったジュディ・ガーランド
ジュディ・ガーランド『オズの魔法使い』より
『オズの魔法使い』と言えば、イメージが浮かんでくるのは、水色のワンピースをまとった可愛い女の子・ドロシー。オズという名前の魔法使いに会いに行く冒険のお話です。
私の中では、あまりに有名な映画すぎて、登場人物のイメージは浮かぶけれども、意外とあらすじが思い出せなかったりする…そんな映画のひとつになっています。
脳が欲しいというかかし、心が欲しいというブリキの木こり、そして勇気が欲しいと言う弱虫なライオンを仲間にしてお話は進んでいきます。
(この映画は人気を博し、その後、黒人版のオズの魔法使いとして「ウィズ」が作られたり(マイケル・ジャクソンがカカシの役をやっていたけど、全然人気が出なくてスベった作品と言われている…)、2003年には、登場人物の緑の魔女を主役にしたスピンオフ作品「ウィキッド」が誕生したりと、大きな影響を与えています。)
さて、話がそれてしまいましたね。その主役のドロシーを演じたのは、今は亡きジュディ・ガーランドという女性です。当時彼女は弱冠16歳で、その抜群の歌唱力と愛らしさで一躍映画スターになりました。
なぜこんなかわいい女の子、そしてファンタジーな映画に覚せい剤なんて要素が絡んでくるのでしょう?一見、そのイメージからはかけ離れているように見えますよね。
映画スター子役、ジュディ・ガーランドと覚せい剤
ジュディ・ガーランド
ジュディは、この『オズの魔法使い』のドロシー役をやる前、13歳頃から覚せい剤を使用していたと言われています。
13歳の時、あなたは何していましたか?ただ学校に行き、友だちと遊び…そんな生活をしていれば、薬物にはほぼ縁がないと考える人は多いことでしょう。(少なくとも私の13歳の頃はそんなものでした。)
しかし彼女の場合は、ぽっちゃりした体型だったために、太らないようにと理由で、覚せい剤を取らされていたというのです。
覚せい剤をはじめ、薬物は、それに手を染める際の誘い文句として
- 痩せられる
- 頭が冴える
- 良い気分になれる
などという甘い言葉が使われることは、皆さんも聞いたことがあるかもしれません。
確かにそれは、短い時間に限った中では、事実かもしれません。しかし、その後に待ち受けている心と身体の破壊、人間関係の崩壊、そして人生の転落を考えると、その一瞬の“効果”のために手を出してしまうことは、あまりにも高くついてしまいます。それは生きるために死ぬと言っているようなものです。
オズの魔法使い映画スターの転落と覚せい剤…母の陰
ジュディの母も、アルコール依存症の父の元で育ち、貧しい家で育った苦労人でした。3人姉妹の末っ子のジュディの才能がお金になると踏み、猛烈に彼女を売り出すことにします。
幼いジュディのぽっちゃり体系を痩せさせるため、覚せい剤を使わせたり、それで眠れなくなれば他の薬を…というジュディの生活には、それを強いる大人たちの陰がありました。
ジュディの才能に、体型は関係あったのでしょうか?
薬物をやっていたから、彼女は素晴らしかったのでしょうか?
彼女は長年の薬物中毒に苦しみ、人間関係も破壊し、47歳の若さで亡くなりました。
世界中が絶賛したその演劇の才能と愛らしい笑顔は、惨憺たる最期を迎えて失われてしまいました。
芸術の才能を持つ人たちは特に、薬物の魔の手が容易に忍び寄ります。なぜなら、その類まれなる才能は普通ではないとして、それを高めるために薬物が有効であるとささやく、大きな偽りが蔓延しているからです。
(過去の私のブログ「音楽とドラッグの関係は切っても切れないの?」も合わせてお読みください。)
正しい情報がなければ、もしくは子どもならば、正しい判断で守り導いてくれる大人がいなければ、その危険から身を守るのは難しいものになってしまいます。
正しい判断をして、健康で生産的な人々と、美しい芸術を生み出すことは可能です。
どん底まで落ちなくても、命の危険にさらされなくても、薬物の罠から抜け出すことは可能なのです。
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