こんにちは、薬物リハビリ施設ナルコノンジャパン卒業生スタッフのアンソニーです。
「大麻って、気分をアゲるタイプと、落ち着かせるタイプがあるらしい──」
そんな話を耳にしたことはありませんか?
最近では、海外の音楽シーンやSNSを通じて、大麻にまつわる情報がどんどん身近に広がっています。「合法の国もあるし、大麻はそんなに危ないものじゃないんじゃない?」と、軽く考えてしまいそうになりますよね。でも、ちょっと待った!!大麻には確かに「アッパー系」と「ダウナー系」と呼ばれる違いがありますが、そこには私たちが簡単に見過ごしてはいけないリスクも潜んでいるのです。
この記事では、「アッパー」「ダウナー」といった大麻の違いを知り、
なぜ今、大麻に慎重な目を向けるべきなのか──薬物啓発の観点から分かりやすくお話しします。
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大麻には種類がある?
一口に「大麻」といっても、その種類やうたわれている効果は一様ではありません。主に次の2種類に分けられます。
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サティバ種(Sativa)
気分を高揚させ、エネルギッシュにする傾向があります。
クリエイティブな活動や社交的な場面で使われることが多いとされています。 -
インディカ種(Indica)
リラックス効果が強く、心身を沈静化させる傾向があります。
不安を和らげたり、眠りを促したりするために利用されることが多いとされています。
これらの違いから、サティバはアッパー系、インディカはダウナー系と呼ばれることがあるのです。
アッパーでもダウナーでもなく〇〇
しかし、現代の市場に流通している大麻の多くは、サティバとインディカの特徴を併せ持つハイブリッド種です。そのため、「絶対にサティバだからアッパーになる」「インディカだから必ずダウナーになる」と単純に言い切ることはできません。
さらに、効果を左右するのは品種だけではありません。大麻に含まれるTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBD(カンナビジオール)という成分のバランスも関係しています。
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THC:多いほど強いハイ(高揚感)が得られやすい。幻覚や錯乱を引き起こすリスクも。
(日本では取り締まりの対象となっている成分) -
CBD:リラックス効果や抗不安作用があり、THCの過剰な作用を抑える働きがある。
つまり、同じサティバ種でもTHC量が極端に高いと、パニック発作や精神的不安定を招く可能性があるのです。
アッパーだろうがダウナーだろうが
アッパー系、ダウナー系──どちらであれ、大麻には危険性があります。一時的な快感に惹かれて使用を始めた場合でも、大麻の毒が体に蓄積することで、だんだんと大麻を欲しがるような体になっていきます。
また、近年では遺伝子操作によりTHC含有量が極端に高められた大麻が流通しており、従来よりも依存性や健康リスクが格段に高まっています。「自然由来だから安全」と思い込むのは非常に危険です。
さらに、大麻の使用をきっかけに、より強い刺激を求めて他の薬物に手を出すケース(いわゆるゲートウェイドラッグ理論)も無視できません。大麻あるところに他のドラッグあり。初めは大麻の使用だけでも、より強いハイを求めて刺激的な薬物を欲しがるようになります。このことは多くの大麻使用者が経験することです。
こちらの記事はここ薬物リハビリ施設ナルコノンで、見事に大麻依存を克服した男性の証言です。興味のある方はぜひ覗いてみてくださいね。
近年、SNSや海外文化の影響で、大麻が「オシャレ」や「健康にいい」と誤ったイメージで広まることも増えています。しかし、大麻には確実にリスクが存在し、使用すれば刑事罰の対象にもなります(日本では違法です)。
たとえアッパー系でも、ダウナー系でも、大麻は「無害な嗜好品」ではありません。楽しい側面だけを切り取った情報に流されず、冷静にリスクを見極める目を持つことが大切です。
未来を守るために、正しい知識と判断力を身につけましょう。
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