こんにちは、ナルコノン卒業生のアンソニーです。今日のテーマはアルコール。これを読んでいる皆さんの中で、アルコールは薬物だと思っている人はどれくらいいるでしょうか。飲みすぎると気持ち悪くなる、吐いてしまうというのが薬物ではないとしたら、何なのでしょうか。今日はそんなお酒に関した吐けない時の対処法についてお話します。
お酒で気持ち悪くなる
アルコールは「抑制剤」と呼ばれるタイプの薬に分類されます。抑制剤は体や心の働きを鈍らせる作用を持つ薬です。この種の薬物を取ると、ろれつが回らなくなる、動作が不安定になる、知覚が妨げられる、素早く反応できなくなるといった影響が生じます。抑制剤としてのアルコールが心に与える作用については、物事を理性的に考える能力が低下したり、適切な判断を下せなくなるといった影響があげられます。分類上は抑制剤ですが、アルコールの作用は消費する量によって変わってきます。
多くの場合、人は興奮剤としての作用を期待してアルコールを摂取します。いい気分になるためにビールやワインを「一杯ひっかける」というのが、その典型的な例です。しかし、身体が処理できる量を超えたアルコールを飲むと、それは抑制剤として作用するようになります。頭が正常に働かなくなり、体の動きをうまく調節したり制御したりすることができなくなるのを感じ始めるでしょう。
アルコールを過剰摂取すると、この抑制剤としての作用は度を超えてあなたに作用します。泥酔してしまったときに悪寒、感覚麻痺、嘔吐を催すのはこのためです。意識を失い気絶することもあります。
お酒で気持ち悪いのに吐けないのは
お酒で気持ち悪いのに吐けないのはなぜなのでしょう。
普段吐くことがないから
これは元アルコール依存症の人が言っていた話ですが、アルコールが大好き、依存している人にとって吐くと言う行為は、飲む際の前提事項なんだそうです。要するに、吐くまで飲むことを想定して飲み始めるということ。だから飲むときに食べるものは吐きやすいものを食べるんだとか。例えばお米は吐くときに角が立って喉の通りが悪いから嫌だと話していました。いつでも吐ける準備が出来ていて、吐き癖がついているから吐こうと思ったら吐ける。これはアル中の人の考え方の一例ではありますが、確かに一理ありそうです。
変な言い方ですが、普段から吐き慣れていれば吐くことに抵抗はないことでしょう。しかしそういう人ばかりではありません。嘔吐とは滅多にするものではないですから、いざ吐こうと思ってもなかなか吐けないのはある意味当然のことです。
臓器が相当弱っている
当然のことながらお酒で気持ち悪くなって吐きたくなるのは、身体がこれ以上アルコールを取り込むことはできないからです。身体が異常事態を知らせ、体内のアルコールを外に出そうとして吐き気が続いている。しかし吐けないというのは、単に上記の理由も考えられますが、普段目に見えない体の臓器に異常がある可能性もあります。アルコールで身体が辛いのに、それを外に押し出す力が不足しているという風にも考えられるので、一度病院で検査を受けてみるのがいいかもしれません。
吐けない時の根本的な対処法
吐けない時、少しでも楽に吐けるように水分を摂って胃に刺激を与えたり、どうしても吐けない場合は空気の良い場所で楽な姿勢をとって体内のアルコール作用が弱まるまで待つしかありません。指を突っ込んで無理矢理吐いたり、大量の水を一気に飲んで吐くという人もいますが、体への負担が大きいので避けた方がよいでしょう。
お酒の乱用は、そうした一時的解決ではなく、根本的な解決を求めるのがあなたのためになるかもしれません。根本的な解決とはいっその事、お酒をきっぱりやめてしまうということです。そうすれば、お酒にまつわるこうした一切の悩みは生涯あなたを悩ませることはないでしょう。本当です。
お酒を完全にやめるなんて考えたこともないと言うかもしれませんが、実際に本当にきっぱりやめていく人もいるんです。どうしてそんな考えになったのでしょうか。そんなお酒をやめた人のインタビューがあるので、気になる方は是非ご覧になってください。
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