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シャブの炙りがガラパイに移行しているワケ


覚せい剤の使用方法として「炙り」というものがあります。おそらくこれが最も多いのではないでしょうか。昔は覚せい剤(シャブ)と言ったらスプーンとライターのイメージがありましたが、現代はガラスパイプ(通称ガラパイ)が使われているようです。その実態、そして異変に気づいた時の対策について知っておきましょう。

シャブとガラパイ

薬物を使った経験のないご家族からの話で最も耳にする内容のひとつは「(息子や娘が)怪しい会話をしてるようだけど、なんのことかわからない」ということです。覚せい剤にはさまざまな隠語が存在し、そのひとつである「シャブ」は耳にしたことのある人も多いかもしれません。シャブはメタンフェタミンのことで、日本では違法薬物です。

炙りとは、このシャブをアルミホイルやスプーンなどの上で熱し、発生した蒸気を吸引する方法を指します。摂取量をコントロールしやすいため、覚せい剤依存者のほとんどが、ここから手を出すことが多いようです。また、炙りに使用される器具の一つが「ガラパイ」です。

実際にネットなどで売られているガラパイ

ガラパイとはガラス製のパイプのことで、これを用いて覚せい剤を熱し、蒸気を吸引します。この手法は手軽であり、瞬時に強い効果を得られるため、依存症のリスクも非常に高いのが特徴です。

覚せい剤の炙りは、短時間で強い快感を得られる一方で、身体や精神に甚大なダメージを与えます。例えば、心拍数や血圧の急上昇、不眠、錯乱状態、妄想などです。覚せい剤はアッパー系の薬物ですから、人を過度の興奮状態にさせ、睡眠や栄養を取らなくても活動できるようにしてしまうためです。薬の効果が切れた時には死んだように眠ることもあります。

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シャブやってない?ガラパイが見つかった…

冒頭にも述べた通り、昔はシャブと言ったらスプーンとライターのイメージがよく使われたものです。しかし、ナルコノンの生徒たちや卒業たちに聞いてみると、その炙りの手法は聞いたことがありません。

ガラパイを使うと覚せい剤の加熱がより均一になり、蒸気の吸引がスムーズに行えるそうです。見た目もシンプルで持ち運びやすく、使用後の痕跡が残りにくいために広まってしまったようです。

このような【進化】によって薬物がより手軽な存在になっていくこと自体が、依存症のリスクをさらに高めています。

上記の写真を見ていただくとわかるように、ガラパイは一見、使ったことのない人には何に使うものなのかわかりません…。家族の薬物使用発覚のきっかけとして、このようなものが発見されるとき、家族は一度ミステリーに陥ります。

また、携帯でのメッセージのやり取りや、ふいに耳にしてしまった会話などで「シャブ」などの隠語に気づくときもそうでしょう(実際に、ナルコノンの生徒さんたちのご家族でも、怪しい言葉を耳にしてネットで調べたら薬物だったと話す方は多いのです)。

しかし、ガラパイのような物理的な証拠と共に、家族が注目してほしいのは、そのご本人の異変にできる限り早く気づくことです。以下はその一例です。

  • 急な性格の変化:以前は穏やかだったが急に攻撃的になった。感情の起伏が抑えられない。
  • 身体の変化:急激な体重減少や、目の充血、皮膚のトラブル(例えば、痒みや吹き出物)、光のない黒目。
  • 行動の変化:昼夜逆転、不眠または死んだように眠り起きてこない。突然大きな声を出すなど。

これらのサインに気づいたら、すぐに対策を講じなくてはなりません。

薬物使用を許してはいけない

覚せい剤(シャブ)であれ、大麻であれ、その他多くの薬物の過剰摂取であれ…ご家族や大切な人の異変に気づいたら、まずは冷静に対応することが大切です。1番してはいけないのは、黙って見過ごしたり、様子を見ることです。問題を無視している間に、コトはどんどん悪化していくしかありません。

話すときには改まった場をもうけた上で、相手の話を聞く姿勢で臨みましょう。「シャブってなんのこと?」「ガラスのパイプを見つけたんだけど…」口にし難いことでも、まずは直接のコミュニケーションを取るべきです。

とんでもない答えが(たとえば「お母さんもシャブやったらいいよ」とか「自分のお金でやってるから関係ないだろ」などのような)返ってきても、決して咎めずにまずはその声に耳を傾けてください。

もちろん賛成する必要はありません。私たちは事態を把握したいのです。そのためにはまずはあなたが、ご家族や大切な人にとって敵ではないことを示す必要があります。

そして、やみくもにただ使用をやめさせることも、我慢大会のようになり、辛さを助長するだけで良い結果につながりにくい解決策です。ですから、ナルコノンがあります。

薬物の問題は解決することが可能です。自体がこれ以上悪化する前に、あなたには相談する相手がいます。お電話やお問い合わせフォームから、今すぐにお問い合わせください。薬物のない人生に向けた第一歩です。スタッフが親身にお話を伺います。

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