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【手押し】なぜテレグラムなんですか?


「テレグラム」。一般的に聞き馴染みのないこのアプリは、薬物取引で使われることがあります。インターネットが普及する以前は、薬物の取引はひとづてにやるしかありませんでした。しかし現代では、名前も顔も知らない相手から容易に薬物を手に入れられる時代になってしまいました。今日は手押しとテレグラムというアプリについてお話ししていきます。

手押しとは

「手押し」や「野菜(大麻の隠語)」とXで検索してみると、どのようなことが起きるのでしょう。すると、様々な売人がXで薬物の購入者を募っている様子が見られます。投稿は数分おきに更新されています。それらの投稿は、まるで合法に正規の商品を売っているかのような文句を並べ、一見違法薬物を売っているようには見えないかもしれません。しかし、それらに共通する隠語を読み解くことで、それらが明らかに違法行為であることが理解できるでしょう。

「手押し」とは、売人と会って直接取引することを意味しています。
そして「野菜」とは、大麻(マリファナ)のことです。大麻には様々な隠語がありますが、古くから「葉っぱ」や「草」といった隠語が使われています。緑色の植物を連想させることから「野菜」という隠語に発展したのかもしれません。

投稿を見ていくと、手押し以外の方法で取引することも可能であることが分かります。文章中に「郵送も可」と付け加えられていたら、買い手は売人に直接会うことなく、郵送により目当ての薬物を受け取ることもできます。

テレグラムって何?

Xで売人の投稿を見ていると、「詳細はテレグラムまでお願いします」や「やりとりはこちらまで」という文章と主に、「テレグラム」と呼ばれるチャットアプリに誘導するものが多いです。「テレグラム」。一般的に聞き馴染みのないこのアプリは、実は薬物取引において最も使われているアプリの一つなのです。

テレグラム(Telegram)とは、テキストメッセージ、音声メッセージ、写真、ビデオファイルなどを送りあえる無料のメッセージングアプリです。基本的にはLINEみたいなものと思ってもらって構いません。実はテレグラムのアクティブユーザーは9億人を超えいて、世界で最もダウンロードされているアプリのトップ5に入るぐらい世界では使われているんですね。

テレグラムの最大の特徴は、暗号化機能があり秘匿性が高いことです。テレグラムはプライバシーに特化しているので、例えば、自国の愚痴を言うだけで政府に拘束されてしまうような場所でも、テレグラムの中では自由な言論が守られるということです。実はこのアプリはロシア人が作ったという経緯があります。ロシアといえば、他国と比べて未だ言論統制が厳しい国ですよね。

正しく使えば良いですが、そうもいきません。この暗号化機能による秘匿性の高さを悪用し、犯罪に利用されている側面があります。手押しの例はまさにその一例です。具体的には、時間が経つとメッセージの履歴が消去されるという仕組みです。薬物取引のためのやり取りが一切残らないのです。他にも人身売買や詐欺にも利用されているようで、その秘匿性の高さから多くの凶悪犯罪の温床ともなっています。

テレグラムに誘導されたら注意!

なぜ売人がテレグラムに誘導するか分かりましたね。それは、捕まりたくないから!です。メッセージが消えることをいいことに、テレグラムで薬物を売り捌いて、雲隠れしようという魂胆です。

インターネットは匿名でなんでもできてしまう、それゆえに悪いことも起きやすいです。きっとそういう場所で犯罪行為をする人は「騙される方が悪い」という考えで動いているのでしょう。薬物取引だけではなく、犯罪絡みのケースはテレグラムに誘導されることがあるので十分に気をつけてください。

もしこれを読んでいるあなたが薬物のことでお困りでしたら、ここ薬物リハビリ施設ナルコノンジャパンにぜひ一度ご連絡ください。薬物の専門家が、親身にお話を聞きます。薬物依存は身近にありますから、くれぐれもお気をつけください。

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