こんにちは、薬物リハビリ施設スタッフのアンソニーです。さて、今日はいつもとは少し違った趣きでブログを綴ろうと思います。テーマは花です。花はそれ自体で美しく、見る人を癒してくれる力がありますよね。そして花には花言葉といって、メッセージや感情が意味づけされています。
ここ薬物リハビリ施設が取り扱う「大麻(THC)」も、元は大麻草という植物からできており、大麻草が花を咲かす以上は大麻草にも花言葉があるわけなんです。今日は大麻草を植物や花という観点からお話ししていきたいと思います。
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大麻草ってそもそも何?
大麻草は、学名を Cannabis sativa(カンナビス・サティバ) といいます。
「アサ科アサ属」に属する一年草で、発芽から開花、そして枯れるまでのサイクルが1年以内で完結します。
背丈は1〜4mほどになり、葉っぱは指を広げたような「掌状(しょうじょう)複葉」と呼ばれる独特の形をしています。
丈夫で育ちが早く、乾燥にも強いといわれています。
大麻草の花について
植物の大麻草には、実は「花」が咲きます。
しかも、大麻草は雌雄異株(しゆういしゅ)といって、雄株(おすかぶ)と雌株(めすかぶ)がそれぞれ別に存在し、花の形も異なります。
雄株の花
雄株は花粉を出すための小さな花を咲かせます。見た目は控えめで、装飾的な美しさはあまりありません。
雌株の花(ここが重要!)
雌株は「穂状(すいじょう)」の花を形成し、この部分がいわゆる「大麻のつぼみ(花穂)」と呼ばれる部位です。樹液でねばねばしています。ここには、THC(テトラヒドロカンナビノール)やCBD(カンナビジオール)などのカンナビノイドが多く含まれています。
* この「つぼみ」こそが、大麻において最も注目される部分であり、日本の法律でも最も厳しく規制されている部位でもあります。大麻とは、厳密には雌株であり、THCという違法成分のことを指しています。
大麻草の成分と役割
雌株の花の表面には「トリコーム」と呼ばれる樹脂腺がびっしりと付き、この中に有効成分が含まれています。
とくに有名なのが以下の2つ:
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THC(テトラヒドロカンナビノール):精神活性作用があり、日本では違法成分。摂取するとハイになる。
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CBD(カンナビジオール):リラックス効果や抗炎症作用があり、日本では条件付きで合法。摂取してもハイにはならない。
これらの成分は、植物が自分の身を守るため(紫外線や昆虫などから)に分泌しているものだと考えられています。
花としての大麻草
植物学的に見れば、花は「受粉し、種を作るための器官」。大麻草も同じく、受粉を通じて子孫を残します。
しかし、商業的な栽培では、あえて受粉させない雌株(=シンセミア)が重視されます。
なぜなら、受粉しない雌花はエネルギーをすべて樹脂と成分の生成に使うため、より多くのカンナビノイドが蓄積されるからです。
大麻草の花言葉は?
花言葉の豆知識を一つ。花言葉(はなことば)とは、花や植物に象徴的な意味を持たせた“メッセージ”や“感情”のことです。つまり、
「この花には、こんな意味があるよ!」「この花を贈ることで、こんな気持ちを伝えたい!」
というように、言葉を使わずに感情や想いを伝える手段なんです。花言葉の起源にはいろいろな説がありますが、特に有名なのはトルコや中東の「セラム(Selam)」文化。花や物を使って気持ちを伝える秘密の言語が存在していたそうです。
そして19世紀のヨーロッパ(ビクトリア時代)。手紙を書く代わりに、花束に思いを込めて送る習慣がありました。当時は恋愛に厳しいマナーがあったため、花言葉は“秘密の恋文”のような役割を果たしていたそうです。
「運命」「宿命」「結果」
大麻草の花言葉はこの三つ。ただ、この花言葉を送りたいからといって、大麻草を入手することはできません。所持した時点でアウトになってしまいます!どうしても麻を誰かに送りたいとなれば、麻を原料とした小物や衣料品、バッグを送るのが良いでしょう。くれぐれも大麻を手に入れないように注意してください。
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