違法薬物を使っている人同士の会話には、あらゆる隠語やはたからすると意味の分からない言葉がよく登場します。なぜなら、会話が他の人に聞かれてしまうとまずいからです。「よれる」という言葉は、例えば「服がよれる」というように一般的にもよく使われますが、薬物使用者の間では少し違った意味で使われています。今日はそんな「よれる」という言葉について解説し、ドラッグの使用がいかに危険なのかについてお話ししましょう。
よれるの意味は何?
「よれる」とはどういう意味の言葉でしょうか。薬物を使って興奮している人は、ハイになっており、それはよれていることの反対です。「よれる」というのは、薬物を摂取して妄想に取り憑かれている状態や、疑心暗鬼に駆られている状態のことです。また、薬物のせいで正気が無くなりゾンビ化したような状態のことも指します。
覚醒剤やコカイン、大麻までのあらゆるストリートドラッグは人々を興奮状態にし気分を高揚させる効果があります。しかし、それは一時的な効果であり、常習していくうちにおかしな妄想に取り憑かれたり、普通ではない精神状態に陥ることがよくあります。そして、よれている人は、おかしなことを言い出します。「誰かに狙われている!」とか「あいつに殺される!」などなど。
ほとんどの場合それは薬物の影響ですが、薬物によって一度精神が壊れてしまうと自然に状態が良くなることは滅多にありません。そのような人は何かにひどく怯えていたり、隠れるような行動をとるでしょう。実際には何も起きていないのに、本人は危険を感じているのです。よれている人の周りにいる人もまた、危険な状態にいるといえます。だって、その人は次の瞬間に何をするのか分からないのですから…
よれてしまったら
薬物を常習すると、いわゆる「よれる」という状態になっていきます。正常に考えることができなくなって、ネガティブな発言ばかりになるでしょう。精神的に不安定な状態は、生活に支障をきたします。やる気が起こらず、仕事ができない。腹が減らず、食事が取れない。人が怖くて、人から隠れる。
薬物の影響は本当に恐ろしいですよね。なのに、どうして使い続けるのでしょうか?
薬物を摂取すると一瞬の快楽を得られるからです。快楽は非常に、非常に強烈なものであり、一瞬でも楽になれるのです。メンタルがおかしくて辛くても、一瞬の間は忘れていられるのです。そうして薬物を手放せなくなっていってしまいます。
よれるまでは時間の問題です。覚醒剤やコカイン、MDMAや大麻などの違法薬物と初めはうまく付き合えるかもしれません。初めは常習せずに月に一回ぐらいとか、友達といる時しかやらないとか、うまくコントロールできるものです。ですけど、実際にそれが少しずつ頻度が高くなって、月一回が二週間に一回とか、どんどん依存していくんですよ。
ドラッグ使用してしまったら!
ドラッグの依存は非常に辛いものです。本人はやめたくても、やめられないので苦しみます。また、本人は困っていなくても、その周りの人が困っていたり、その家族が苦しんでいたりします。
ドラッグ使用の末路は、悲惨で悲しいものです。必ず誰かが苦しみます。
ただ唯一薬物をキッパリとやめて、薬物のない人生を取り戻せることができる場所があります。それは、ここナルコノンジャパンです。
これを書いている私自身、ここナルコノンジャパンで薬物のない人生を取り戻した人間のひとりです。違法薬物をやっていた頃は、やめたくてもやめられず、使ってしまっては後悔するという日を続けていました。それが今はどうでしょう。ナルコノンを卒業して以来、薬物を使ったことはありませんし、欲しいと思ったことすらありません。
よれてしまっても大丈夫。助かる場所があります。薬物をやめたいご本人、ご家族の薬物使用をやめさせたいという方はすぐにご連絡ください。まずはスタッフが親身になってお話を伺います。
薬物やアルコール依存について情報を得たい方へ
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